不機嫌な妻、になってしまう理由
イクメンの疲れが倍増する妻の言動 - ほう太パパの七転び八起き
読んだらイタタタと思いました。時々やっちゃうこと幾つかあります。
ブクマでえらい叩かれっぷりなのは、何故奥さんが列挙された態度を取るのかについての考察をあまりせずに、改善要求を書き連ねてるからなのでしょうか。そして「夫婦の話し合いを!」的なコメントが多いけど、こういう理不尽なことしてしまう理由って、自分でも言語化できてないし、できててもうまく伝えられないことが多いです、当方の場合。
ひとつ、
不機嫌なままの妻
これ最近頻発。直接的な理由は、夫への不満があり、それを夫が認識できてないこと。
一例として、、
我が家、最近ドラム式洗濯乾燥機を導入しまして、洗濯物を干すという家事が無くなり、担当していた夫の日々の家事量がぐっと減ったのです。で、子供を寝かしつけた後ダラダラ遊んだり、少し寝落ちても、これまでより1時間近く、0時前に就寝できるようになった。にも関わらず朝の様子が全く変わらず、なかなか起きてこないし眠たいアピールがうっとおしい。あと、乾燥が終わる前に寝ちゃう時があり、この場合私が洗濯物だして、洗濯機の掃除をせねばならず、私は仕事増えてるじゃん!という不公平感により、夜に朝に不機嫌な状態になります。
自分に余裕がある時は、まーいっかとなるんだけど、疲れてたり寝不足が重なったりすると不機嫌は膨れあがる。
で、この理由を説明しようと思っても、眠気とか生理的なところは仕方なくもあるし、洗濯機の掃除の件は一度話したけど、「置いといていいよ〜朝やるから。」と言われ、けど朝あんなに眠たい人が洗濯物の入ってない洗濯機見て掃除しようなんて思いつくはずないし、夜洗濯物入れるときに気付いても後回ししちゃうのが目に見え、それは私が耐えられないのでやることにした。けど小さなムカつきは積み重なっていく。
うちの夫は、私の小さな不機嫌はとりあえず放置する方針のようです。で、こちらが八つ当たり始めたら、逆ギレをかまして来る。そこで双方爆発してぶちまけ合い、解決策を模索するに至ることもあるけど、パンドラの箱を開けてしまったみたいな感じになって、何もかもが嫌になることもあります。うちは盤石と思ってても結構簡単に崩れ落ちる。
少し話それたけど、この類は話し合いですなわち解決するものじゃないですよね。夫婦それぞれの性格や相性に大きく左右されるし。だからこそ元記事では夫側からの思いだけを書き連ねていったのかなと、ここまで書いて思いました。
なんとも難しい。同じ家に住んで毎日話してても、見えてるものは全く違ったりするもんなあ。
産休、育休中の「これやっとけ!」にみる理想と現実
産休、育休中に「これやっとけ!」的な記事はよく見ますが、あまり真に受けない方が心穏やかですよというお話。
<休暇中もキャリア&マネー重視>
「料理の通信講座でじっくり学んで、スキルアップできた」(33歳/料理教室インストラクター)
「通信教育で司書の資格を取った」(41歳/教育・教育学習支援関係/総務・人事)
「家のパソコンでできる仕事をした。産後の復帰はスムーズだった」(38歳/市場調査/編集・編成・制作)
「趣味の不動産投資のため、物件探しをしていた。結果、希望物件を1棟購入。妊娠中でなければ買えなかったと思う」(35歳/卸売・小売業・商業〈商社含む〉/企画・調査・マーケティング)
「次の仕事についての勉強。FPへ保険や貯蓄の相談」(39歳/コンサルティング/情報処理・情報システム)
「読書。子どもが寝ている間に勉強し、資格を取得した」(39歳/公務員/一般事務)
特に驚愕なのが、育休中に
- 継続的にスキルアップ的な行動をして
- 資格などの成果を出した
というやつ。
というのも、私は長女が1歳過ぎるまで晩ご飯すらまともに作れず、日々子供の世話に振り回され、自分のことは必要最低限なことすらままなりませんでした。
産後しばらくは夜間含め授乳も頻繁で体力を使い果たし、抱っこでないと頑なに昼寝しない子だったので、ソファーで抱えたまま3時間経過とかザラで、夜もちょくちょく起きるので一緒に寝ておかないともたないし、といった具合。大好きなインターネットも細切れにみるのが精一杯。余裕というものは皆無。
そんな状態の中でこの類の記事をみるたび、何で私は何一つ生産的なことが出来ないんだろうと軽く落ち込んでいました。
今になってみると、もともと溢れんばかりのバイタリティのある人の元に、よく寝てよく食べるおとなしい子がやって来た奇跡の結果なのではと、斜めに見られるのですが。
この記事も、ごく僅かな人が書いた自由記入欄を全部並べただけじゃないのかなあ、きっと。
隙は無くせないから、垣根を低くする
「あなたは隙が無いから…」
昔、女性の上司からよく言われましたなあ。
ただでさえ、その肩書や仕事への姿勢で、殿方たちに「自然の驚異」を与えてしまっている女性達は、自分達の醸し出す「隙の無さ」を見直し、「隙」の大盤振る舞いを検討する必要があるようです。
では、どのように見直し、「隙」というものを開示していくべきなのでしょうか?
元記事にあるように、他人に踏み入らせる「隙」を人為的に作るのは至難のワザ。会話で実現しようとすれば相当広範囲な想定問答集でも作って覚えこまないととか考えてしまうたちなので早々に諦めました。
しかし仕事を続け30代が見えてきた頃、このままじゃ一生一人ぼっちかもと思うとひとり涙をこぼすようになっちまいました。そこで、隙は作れないけれど何らか開いていこうと、自分が許容できる以下のことを意識的に実践していきました。
- 暖色系、明るい色の服を着る
これは前述の上司からさんざん言われたので、付き合いでやってたらだんだん似合うような気がしてきました。パステルカラーは抵抗あったので赤黄緑のバリエーションから。黒よりも白、ベージュ。
- 愛想は良くする
媚びる必要はなくて、話しかけられたらとりあえずにこやかな顔をするってくらい。女性というより一社会人として心がけていいことかも。
- 誘いは基本的に断らない
女性としてのスペックも低いので個別に誘われるようなことはまず無く、職場での飲み会とかグループでのイベントの誘いとかその類です。お酒が好きで相応に強かったので、飲みの場自体は好きでしたが、さほど接点がない相手との場持たせとか席替えとかがひたすら面倒で、多忙を理由に欠席したことも数知れず。ただ、一度面倒を乗り越えて行ってみると意外と楽しいこともあって、そう思えた集まりは継続的に参加してました。
自分を安売りしたくない、という気持ちもありました。けれどここまでビタ一文売れなかったわけだし、大体そんなこと言えるのは引く手数多の美しい娘さんだよ、と冷静に認められるようになってから、素直に動けるようになりました。偶然かもしれませんが、程なく夫と出会いするすると結婚に至り。
自分の経験上も周囲を見ても、隙のない女性に無謀にも突っ込んでくるのは、強引な俺様系で人の話を寄り添って聞けない人間であることが多くて、けれどなぜかそんなダメ男にほだされてしまいがち。この輩に引っかかって若くていい時期を浪費しないためにも、ひとつ垣根を気持ち低くしてみるのはいかがでしょうか。
ドラム式洗濯機購入にみる、ネット上等価格交渉術
先週末、かねてから検討していたドラム式洗濯機を思い切って購入しました。夫のボーナス支給日決定が後押ししてくれました。選んだのはこちら。
ほどなく戻ってくると、「オッケー出ました、ただし税抜きでリサイクルも別ね」と電卓を叩かれ提示より1万円アップ。けれどまあ納得できる額なので了承し、電気店の店員に引き渡され、手続き。
すると、伝票に税込で提示額ポッキリの価格が書かれている!あれ?あれれ?いいの??
もう白くない私はもちろん何も尋ねることなく粛々と配送の手続きと会計を済ませました。お金払ってしまえばこっちのもの!
いやー、思いがけずお買い得な買い物ができました。ありがとうコジマ×ビッグ。改装してから品目増えたしおもちゃ売り場できて子供も転がしておけるし、これからも贔屓にするよ!
そしてまたブログに還る
- 家事育児の実践ログ的なもの。短い時間や工程で成果や満足度を高める試みを日々考えているので、まとめたくなってきた。
- 子ども観察記。3歳1歳の娘と夫と家族4人の、ありふれているだろうけど騒々しく過ぎ去っていく日常のなかで感じたことを少しでも書き留められたら。
- 日々のネット徘徊で出会ったサイトの覚えがき、紹介。趣味はほんとインターネットくらいしかないので。10年前はかろうじて趣味といえたけど、今はすっかりインフラで誰もが日常的にすることになっちまった…。
白黒写真
ある早起きした朝。思い立ってデジカメの説明書を熟読してみると、私はこのカメラの能力の1割程度しか知らなかったことを思い知らされました。
というのも、とある集まりで写真を撮影したのですが、出来映えがどうにも物足りなかったのです。室内だったので明かりが足りずフラッシュをたくと周りが真っ暗になってしまうという難しさ。唯一の知識でISO感度を上げて撮影したのですが、ノイズ?が強くざらざらした写真ばかりになってしまいました。そこで説明書に手を伸ばしてみたというわけです。
そこで白黒写真が簡単に撮影することを知りました。試しに数枚撮って見ると何だかとても好みに合っているというかしっくりきたので、あれこれ撮ってみています。とても面白い。今まで写真を撮る習慣が無かったのですが、去年新しくしたデジカメがとても撮りやすくてこまめに撮るようになりました。iPodTouchに入れておいて、くさくさした仕事の帰り道などに見ていると少し気が晴れたりします。やっと思い出を蓄積することの効用を知ることができました。
『少年メリケンサック』〜4年ぶりの映画館
『少年メリケンサック』を観てきました。
新聞屋さんから今月限りの東宝系の鑑賞券を2枚もらったので、何か観てみよっかと上映スケジュールを眺め、モノ考えずに観れて楽しいのがいいねとタイトルの雰囲気で適当に決めました。確か宮崎あおいが出ていてパンクバンドやるんだよな、デトロイト・メタル・シティみたいなのなら面白いなと思いつつ出かけました。しかし今日は暖かいのを通り越して暑かった。電車の中で外国人のカップルが半袖着ていて、一瞬いま何月かわからなくなりました。
話が少し逸れましたが映画。予備知識ほぼゼロで観たせいもあって、予想以上に面白く楽しめました。宮崎あおいのはじけっぷりと次第に汚れ図太くなっていく様がとても自然で好感。木村祐一が役柄と相まって少し固いんだけど逆にアクセントになっている感じ。ロードムービーが好きなのでそこも趣味と合致。加えて音楽とミュージシャンが満載。銀杏BOYSの峯田が出まくってるし、宮崎あおいの彼氏の下北ギターポップキラキラ青春少年っぷりが実にうまく創ってあって笑えた。あとこの彼氏のラストの生かし方が秀逸だった。で、エンドロールを眺めて監督・脚本:宮藤官九郎、音楽:向井秀徳なのを知り、あーそりゃ面白いし色々ツボに入るはずだわと納得。
映画館に行くのは実に4年ぶりでした。しかも前回観たのはなんとクドカン初監督の『真夜中の弥次さん喜多さん』でした。オリンピック並みのインターバルを経て鑑賞したのは再びクドカン&向井…。しかも引き寄せられるかの如く…。呪いのようだ。