ふたたび面接

■ ふたたび面接
今回は、単発で日払いOK!の派遣会社(?)に向かう。以前、この関連会社(親会社か?)で警備員のバイトをしていたことがあり、申し込んでみる気になった。

問い合わせ時にまず「ゴールデンウィーク中に働きたいのですが」と聞くと、「お仕事あります。人が足りていないのですよ」という答え。それではと思い、面接会場へ出かけた。説明会開始5分前に会場に付いたのだが、20席がほぼ満席状態。ちょっと驚いてしまう。会場はフリーター風の男女が最も多いのだけど、30代〜40代の男性が結構いる。しかもスーツを着ている(なんと社章まで付けて)人が数人いるいのには、さらにびっくり。

説明会は、この派遣会社のシステムの説明に終始した。最後に、このシステムに了承できる人は申込書(履歴書)を書いてくださいとのことだった。前回の轍を踏まぬべく、今回は「求職中」ということにする。
最後に書類を提出がてら、2〜3人で面接をした。隣に座ったスーツのおじさまは、れっきとした正社員でありながら、週2〜3の夜勤を希望するという。「体力的に大丈夫ですか?」と面接官に問われると、「数年前、運送会社の仕分けを経験していたので大丈夫です。そこで年末年始もやりました」とのお答え。ふと目に入ったおじさまの書類の「自己アピール欄」には、「学費など必要、、」の文言。
不景気だ不況だと言っているのを、それほどの実感なく暮らしていた私にとって、いまの世間の一断面をあらわに見た気がした。

そして今日。明日のお仕事の希望を連絡済。しかし再び、鳴らない電話。
「お仕事希望しない日でも、電話あるかと思います。よろしくお願いします」と声高に幾度も言われたので、よもやこんな事態は想定外もいいとこ。

そろそろ冷静に認識しなければいけない。不景気や不況は私の身の上にも確実に降りかかっている。「アルバイト」ならすぐに決まるだろうと思っていた私の心根がそもそも甘かったのか。本業の方も返事が週明けに引き延ばされたし、期待は薄い。別に何もかもそういう状況のせいにするつもりはない。私のスキルが薄いのは事実だし、いくら単発メインのアルバイトでも、短期が予想される人間は積極的につかいたくないのかもしれない。

この有り余る時間を使って、勉強したり新しいことを試したりして身に付けて、それをアピールできる術を身に付ける、というのが真っ当かつ前向きな考え方だというのはわかってる。けれど私はそれほど勤勉な人間でもないし、そのギャップで自分にますます幻滅する傾向にある。だからこそ、「アルバイト」をして目先を変え、生活にメリハリをつけようと思ったのだ。いや、金銭的に厳しくなってきたことがなによりもの理由だけれど。

最近の「断られっぱなし」な状況が、ボディーブローのようにじわじわと効いてきている。情けないけれど。そもそも自己評価の低い人間にとって、実はこれは辛い。変な道に入ると、生きている理由からロストしてしまいそうで、怖い。

−−−断られるってことは、私は必要ないってことだよね。
−−−そんなことない、あなたが必要だ、って誰かに言って欲しいんだ。
−−−−甘えてる。何様だてめえ。