一進一退/デート

■ 一進一退
ゴールデンウィーク越しの面接結果は、返事を散々待たされ、結局NG。「断るなら引っ張るんじゃないよ!」と腹立ちつつも、そういう最低限の礼儀も果たせないようなところでは働きたくないわと、身の程を省みず再び案件を探す。しかし、いいかげん担当営業(私の契約している会社の取締役でもあるのだが)に任せるのも限界な気もし始めている。私が初めて個人事業主として契約した会社でもあるし、恩もあるし世話にもなっているので、他所で仕事をするというのは極力避けたかったのだけど、こっちが食い詰めても別に補償してくれるわけでなし。

まず第一段階として、会社で使っているものとは別に、職務経歴書とスキルシートを作成してみた。内容が実は薄かったりするので、フォーマットなどの見栄えをよくしてみる。しかし、これをまとめているときに、ふと思ってしまったのだ。

「私はこれから、何がしたいんだろう」、と。

私が根本的に、今までの仕事で行い、かつ目指してきたことというのは、
1)目の前に、何かしら解決すべき問題があって
→[例えば、集計作業を自動でやりたい、とか。]
2)それを解決するための方法を考え、実現させる。
→[集計対象を集めて、計算する仕組みを作りましょう。コンピュータを使って。]
3)2)をなるべく早く、汎用的な方法で、簡単に解決させる。
→[Excelで出来る?多数の人が使うとかなら、それなりの基盤や方式が必要だ。]
4)成果物をみて、人が喜んでくれる。使ってくれる。
→[残業時間が減った。誤差が無くなった、とか。]
ということ。
小さくてもいい、ささやかでもいいから、ユーザの求める機能を盛り込み、信頼に足る成果物を出すこと。できる限り、システムを使う人(=ユーザ)と話したり、一緒に考えたりしたいと思う。

けれど今、そういうことをまるで軽視して、仕事を探している自分や周りの状況がある。「何がしたいのか」ではなく、「何が今現在できるのか」ということでチョイスする。「できること」は、私の価値なのだし、それで「できること」をもっと増強していけるのだ、とは思うのだけれど、「できる」故に、仕事を慣れでこなしてしまうのでは、という危惧もある。「したいこと」への芽を貪欲に探すこともなく。

という風に頭でっかちになってしまうのは、思索の時間が十二分にありすぎるせいなのだなぁ。多分仕事をはじめれば、もっと現実の事象に即したことで悩殺されるのだし、結局はそういうことの積み重ねが、「したいこと」をもっとクリアにしていくのだから。

結論。やはり仕事をしたいのだ。いや「せねば」なのだ。現実世界で行動せねば、なのだ。


■ デート
土曜日にお兄さんと会った。「仕事(業務とLabo)」と「競馬」がらみ以外で、休日に二人で出かけたのは、実は初めてなのかもしれない。だから「デート」なのだ。土曜日の朝っぱらから電話があり、昼前に集合という急展開。

山と詰まれた「1枚100円」のCDから掘り出し物を探したり、
ユニクロの新作を買ってみたり、
100円ショップと古本屋のはしごをしてみたり、
成り行き任せに、都内のJRの駅3つ分か4つ分、歩いてみたり。

今や中学生だって、こんなことはしないかもってくらい、「デフレ」満載なデートでした。いや、私がぷーなのに気を使ってくれているのもあるのだけれど。たくさん歩いて、話して、笑って。こんな心うきうきする時間は、久しぶりでした。ありがとう、お兄さん。