電波の届かないところ

電車で立ったまま眠りに落ちてしまい、あろうことかひと駅乗り過ごす。壁によりかかってはいたものの、そんなに器用だったか、自分。

隣の娘さん方のお話。
基本情報処理(の試験問題)は、春のほうがめんどくさいんだよね〜」
年2回(春・秋)とある試験なのだが、勉強してたときには気づきも思いもしなかったそんなこと。いろんな見方があるもんだ。

「ただいま電波の届かないところにおられるか、電源が入っていないため、、」
この音声を聞くと、滅入ってしまう。普段電波の具合に気をつけているのを知っていると、余計に。それはつまり、ヒトやコトから隠れにはいっているわけで。そりゃそういう気分になるのはお互いさまだけど。でも「隠れ」に入っていったい何してるの?と思うと糸を紡ぐように生まれいずる妄想ストーリー。

「『ここはキメ』の時には、やっぱ切るでしょ、電源。」という最近読んだ漫画の台詞に行き当たる。そうかキメなんだ、今日は。誰とどうキメなのよ。疑心暗鬼が暴れだす。

こういう暗く粘着な湿っぽい向かい方をするのはよくないと、よくわかってる。また繰り返すのかとも思う。また限界ギリギリまで誤魔化しつづけてあげく向こうに開き直られてパニックに陥ってしまうのか。私はやはり「存在」でなく「機能」だけが必要とされるのか。役に立たなくなれば見捨てられるのか。

能動的に追いかけたくなるのは、悪い傾向の始まり。