夜更けにアップルパイ

前日の夜遊びがたたり、一日うつらうつらと眠る土曜日。深夜はテンションあがって楽しいのだけど、やはりその後ぐったりきてしまう。そんなやって惰眠をむさぼっていたら、怖い夢をみる。密室で怖い人が襲ってくる、最近、繰り返しみるこの夢。心臓がわしづかみにされる思いがして、でも夢だってわかっていて、早く起きなきゃ起きなきゃとじたばたする。無理やり起きてしばらくぼうっとしてたけど、次第に目が冴えてきてしまった。衝動で、緑のコンビニに買出しにいく。おにぎりとハーゲンダッツ季節限定アップルパイ。この夜更けに完食。なにやってるんだか。けれど美味しかったアップルパイ。

明日は11時に横浜で待ち合わせ。だるいなぁ行きたくないなぁ。人と約束をするのが実はあまり好きではないのは、こういう心持ちなったときのやるせなさが辛いから。いやそれでも、よほどじゃないかぎり、行くんですけどね。で、いったら行ったで、それなりに楽しい時間が過ごせるのもわかっているんですけどね。

一度職場でこの手合いの話になり、「その日にならないと、行きたいかどうかなんてわからない、なのに行かなきゃいけないのが辛い」と正直に申し上げたところ、若干ながら賛同してくれるひとがいた。こんなワガママで独善的なのは、ちょっと問題アリかと思っていたので、少し驚いた。

ひとはみな、社会とか言われる、漠然としたヒトの集まりのなかにいる。そして、その場のコンセンサスと、個々の偏りや志向を沿わせるのに、苦しんだり戦ったりモノ思ったりしているんだよなぁと、至極当たり前のことを思い知らされる。私ばかりが悩ましいわけではないのよ。わかっているけど、自己憐憫の情が日増しに強くなる昨今。少し、行き詰っているのかもしれない。