産休、育休中の「これやっとけ!」にみる理想と現実

産休、育休中に「これやっとけ!」的な記事はよく見ますが、あまり真に受けない方が心穏やかですよというお話。

<休暇中もキャリア&マネー重視>

「料理の通信講座でじっくり学んで、スキルアップできた」(33歳/料理教室インストラクター)

「通信教育で司書の資格を取った」(41歳/教育・教育学習支援関係/総務・人事)

「家のパソコンでできる仕事をした。産後の復帰はスムーズだった」(38歳/市場調査/編集・編成・制作)

「趣味の不動産投資のため、物件探しをしていた。結果、希望物件を1棟購入。妊娠中でなければ買えなかったと思う」(35歳/卸売・小売業・商業〈商社含む〉/企画・調査・マーケティング)

「次の仕事についての勉強。FPへ保険や貯蓄の相談」(39歳/コンサルティング/情報処理・情報システム)

「読書。子どもが寝ている間に勉強し、資格を取得した」(39歳/公務員/一般事務)

先輩達の「産・育休中、これだけはやってよかった」 | 日経DUAL

特に驚愕なのが、育休中に

  1. 継続的にスキルアップ的な行動をして
  2. 資格などの成果を出した

というやつ。

というのも、私は長女が1歳過ぎるまで晩ご飯すらまともに作れず、日々子供の世話に振り回され、自分のことは必要最低限なことすらままなりませんでした。

産後しばらくは夜間含め授乳も頻繁で体力を使い果たし、抱っこでないと頑なに昼寝しない子だったので、ソファーで抱えたまま3時間経過とかザラで、夜もちょくちょく起きるので一緒に寝ておかないともたないし、といった具合。大好きなインターネットも細切れにみるのが精一杯。余裕というものは皆無。

そんな状態の中でこの類の記事をみるたび、何で私は何一つ生産的なことが出来ないんだろうと軽く落ち込んでいました。

今になってみると、もともと溢れんばかりのバイタリティのある人の元に、よく寝てよく食べるおとなしい子がやって来た奇跡の結果なのではと、斜めに見られるのですが。

この記事も、ごく僅かな人が書いた自由記入欄を全部並べただけじゃないのかなあ、きっと。