ずっといっしょ

長女(3歳8ヶ月)。人見知りのセンシティブガール。苦悩の寝言が多い。やっと最近夜泣きがなくなった。大きくなったらプリキュアのアイスクリーム屋さんになりたいけど、毎日かかさず見るのはポケモン

長女は比較的早くに「お姉ちゃん」になったこともあり、総じて甘えん坊。色々我慢を強いるときもあるので、可能な時は極力長女の希望を優先していて、お風呂は私が洗って世話をすることが多い。

お風呂で髪を洗う時、膝に座るのだけど、この時少しでも先延ばししたいのか何なのか、決まって「おかあさん、話したいことがあるんだけど」と前置いて話を始める。だいたい、「オムツは手伝ってもらうけど、パジャマは自分で着る!」という決意表明(しかし実行しない)なのだけど、昨日はちと内容が違った。

「おかあさん、大きくなってもずーっと私と一緒に居てね。」と言い出した。

「ずっと一緒だよ、約束だよ、ぎゅーして」と言われて、

「そうだね、約束するよ」と言って、後ろからぎゅーとしながら、

なんだこりゃ、と思っていた。

物語の中でしか読んだことがないような会話を自分がしている。

「ずっと、なんてあるわけなかろうもん」
そういうスタンスで生きてきた。そのせいか、つい現実に近いことを言いたくなってしまった。

「もっと大きくなって、いっぱい学校に行って、お仕事をしたりして、もうこのおうちから出ていくって言うまで、ずっと一緒にいるよ」

そういうと、長女は不思議そうな顔をしたが、私はもういちど「約束するよ」と言ってぎゅーとした。


なんだかふわふわ、ほかほかした。とてもいいものをもらったんだと思う。

こんな話をしたことを、この子が巣立って行く時に覚えているだろうか。いや覚えていないだろうなあ。つい去年のことだって、もうおぼろげなのに。

でも、これは忘れたくないと思った。

だから、書いてみた。