物的被害は

電話機一台なり。
子機をベランダに投げつけたところ、木端微塵に、、とはならなかったけど、
電池と電池カバーの蓋が、行方不明になってしまいました。
「怒りにまかせてモノを投げつける」などという行為に至るようになってしまったのは、
ここ数年のことです。
年々、余裕や寛大さといったものを失っているような気がする反面、
自分の「負」の感情を、いくばくかでも発露させられるようになったのかとも思います。
それまでは、溜め込んで溜め込んで、飲み込んで原形がわからなくなって、けれど
それは確実にどす黒い塊となって私のココロを虫食み続けてきたのですから。

こんな被害と引き換えに、仕事はとりあえず終了しました。

多分、私の力量では、相手の「誤り」を突きつけられません。
私・相手という極めてクローズな環境で仕事がなされている現状で、
相手が「黒」というものを、私が「白」だと言ったとして、
結果99%、それは「黒」という判断で落とし込まれてしまっています。
なにせ相手は、「理屈」と「暴論」と「理不尽」を巧みにちりばめる名人なのです。

今回は、先を急ぎ過ぎました。
密やかに立ち回り、今度こそ、相手が「あっ」ともらした時には、
喉元に匕首をつきつけてやる。