仕事、決まった、、。/存在理由

■ 仕事、決まった、、。
今、前回の日記を読み返してみるに、「仕事をしたいのだ、せねば!なのだ」と息巻いていた。この暑苦しい思いがやっと通じたのか、水曜日に仕事が決まり、木曜日から働いている。これが本業の話。

というのも、実は副業もひとつ受注することができたのだ。知り合いの口利きなのだけど。火曜日の夜に打ち合わせして、決まったのだ。これはWebコンテンツ作成。今まで必要に応じてかじってはきたけれど、人様からお金をもらってまでやるのは、はじめてなのだ。

というわけで、状況は一転し、馬車馬のように働いている。平日は本業、休日は副業。かなり頭も身体もなまっていたことを実感するけれど、やはり働くのは楽しい。

■ 存在理由
仕事をはじめて俄然元気になった私に、お兄さんは「仕事を自分の存在理由にしちゃいかんよ」と言った。

実のところ私は、かなり大きい部分を「仕事」に託しているような気がする。これは、「何かが人より上手にできたり、早くできたり、優れていたり」することではじめて、人から必要とされると。逆に言えば、それができなければ誰も私のことなど見てくれない、必要とされないと頑なに信じているからなのだけど。つまりのところ、自分の中に自分の存在理由など有りはしないのだ。

私には甘美な夢がある。弱くて泣き虫で意気地なしで怠け者の私を、認めてくれるひとを待っている。「それでもいいよ、それも私だから」と言ってくれれば、氷が溶けるかのように、私は私の戒めをほどけるような気がしている。

けれどこれを実現させるためには、そんな私を誰かの前に露呈しなければならない。今まで幾度かこのような状況に至ったことがあるけれど、みんな「そんな人だとは思わなかった」「そんな私には、用がない」とばかりに、私の前から姿を消した。だから怖いのだ。ただひたすらに。今度拒絶されたら、きっともう立ち直れないような気さえしているから。

だから私は、仕事でもいい、なんでもいいから、「できなくちゃ」と半ば強迫観念にかられながらも、生きていく。