『少年メリケンサック』〜4年ぶりの映画館

少年メリケンサック』を観てきました。

新聞屋さんから今月限りの東宝系の鑑賞券を2枚もらったので、何か観てみよっかと上映スケジュールを眺め、モノ考えずに観れて楽しいのがいいねとタイトルの雰囲気で適当に決めました。確か宮崎あおいが出ていてパンクバンドやるんだよな、デトロイト・メタル・シティみたいなのなら面白いなと思いつつ出かけました。しかし今日は暖かいのを通り越して暑かった。電車の中で外国人のカップルが半袖着ていて、一瞬いま何月かわからなくなりました。

話が少し逸れましたが映画。予備知識ほぼゼロで観たせいもあって、予想以上に面白く楽しめました。宮崎あおいのはじけっぷりと次第に汚れ図太くなっていく様がとても自然で好感。木村祐一が役柄と相まって少し固いんだけど逆にアクセントになっている感じ。ロードムービーが好きなのでそこも趣味と合致。加えて音楽とミュージシャンが満載。銀杏BOYSの峯田が出まくってるし、宮崎あおいの彼氏の下北ギターポップキラキラ青春少年っぷりが実にうまく創ってあって笑えた。あとこの彼氏のラストの生かし方が秀逸だった。で、エンドロールを眺めて監督・脚本:宮藤官九郎、音楽:向井秀徳なのを知り、あーそりゃ面白いし色々ツボに入るはずだわと納得。

映画館に行くのは実に4年ぶりでした。しかも前回観たのはなんとクドカン初監督の『真夜中の弥次さん喜多さん』でした。オリンピック並みのインターバルを経て鑑賞したのは再びクドカン&向井…。しかも引き寄せられるかの如く…。呪いのようだ。