それはひとことの冗談であったのに。

なぜか、スイッチを入れてしまった。
無差別不条理攻撃開始。痛くつらくねちっこい。
2年近くつきあっていても、その機微がときとしてわからなくなる。
私が心無い言葉を吐いたことは、間違いないのだけれど。
しかし、それを差し引いても、謝る気になれない。
この、嫌悪感は何か。
彼を傷つけたことへの後悔か。
謝れない私の意固地さか。