止まらない列車に乗った

「人生と商いは、止まらない列車」

西原理恵子著『ぼくんち』のなかの台詞ですが、最近よくこの言葉を思い出します。

商いよりも人生について。ま、人生でもまだ全然軽くって、生ゴミの始末したり、風呂掃除したり、とにかく毎日同じことを繰り返す家事をしていると、この言葉が思い浮かぶのです。今の立場にあるかぎり、これやるの続くんだなぁ、と。ネガティブな感情ではなくて、諦観とまで澄んだ心でもなく、なんだろう。ああ、そうなんだなと思い知るのです。私自身が、これまであまり定まらない生活をしていたから、余計にそう思うのかもしれない。

それなりに覚悟して乗りはしたものの、走り出してることにやっと気付いたのかな。そして少しだけ圧倒されているのです。進んで来た道程に。そして、霞みかかったこれからの行先に。